マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(8月)」の結果を、9月7日に発表した。同調査は、8月25日~31日の期間に行われ、1982名(文系男子:450名、文系女子:797名、理系男子:385名、理系女子:350名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2024年卒学生の8月末時点での内々定率は、前月比2.0ポイント増の83.9%だった。
平均内々定保有社数は、前月と同値の2.5社となっている。
調査対象者のうち内々定を得た学生に、8月末時点で入社予定先の企業から内定式に関する連絡を受けたかを尋ねたところ、「実施形式など詳細について連絡を受けている」が前年より11.1ポイント増の41.0%に達した。
内定式の実施形式としては、「対面形式で実施される予定」が前年より18.4ポイント増の84.5%となっている。
内定式の実施が予定されている日程は、「10月2日」(64.6%)がもっとも多かった。
内々定を得た学生に、内定式に向けて不安なことや気がかりなことがあるかを尋ねた質問(複数回答)では、「他の内定者と仲良くなれるか」(61.1%)が最多となった。以下「内定先の社員や役員とうまく話せるか」(52.2%)、「服装や髪形はどうしたらいいか」(27.6%)、「当日のタイムスケジュールや持ち物などの詳細がわからない」(25.6%)が続いている。
内定式に関する希望を、自由に答えてもらったところ、「内定者同士の懇親会や交流イベント」を求める回答がもっとも多い。「相手がわかるように名札をつけたり、テーマトークなどではじめまして同士でも話しやすい雰囲気があるもの(がよい)」や「内定式で座る場所が自分と関連のある趣味の人や同じコースの人などが近くにいるとよいと思う」といった声もあった。ほかには、「業務や福利厚生、手当などについて、懇談会や会社説明会では詳しく聞けなかったことをより細かく教えてほしい」「働き方や福利厚生などをこれまでよりも詳細に、できる限りギャップを感じないように取り繕わずに教えてほしい」といった意見が寄せられている。
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