これからの時代の学びや生き方のヒントを見つけられる『冒険の書』
連続起業家として知られる孫泰蔵氏は、大学在学中に起業し、以降は一貫してIT分野に携わってきたという。2009年には「アジアでシリコンバレーのようなスタートアップのエコシステムをつくる」というビジョンのもと、スタートアップをサポートするMOVIDA JAPANを発足。2016年には、子どもたちのクリエイティブな場とコミュニティを提供する「VIVITA」をスタートし、「良い未来をつくる」ための活動を行っている。
孫氏が執筆した『冒険の書 AI時代のアンラーニング』(以下、冒険の書)では、「なぜ学校に行かなければいけないのか?」「『才能』とはなにか?」「世界を変えるためにはどうすればいいのか?」など、孫氏が実際に感じた80の問いと発見が記され、年齢を問わず、自らの学びや生き方のヒントを見つけることができる。
今回のオンラインセミナーを企画したライフイズテックの水野氏は、自身も27歳で起業を決意し、孫氏にアドバイスを受けてきた。本書に感銘を受け、深く共感した水野氏は「ぜひ、全国の自治体の長の方、教育関係者に読んでほしい」と考え、希望した自治体や教育関係者に、計1700冊を寄贈したという。
「『冒険の書』を読んで、孫さんの『問いを立てる力』を素晴らしいと思った。教育がこんな風に変わっていってほしいと思っていたことがすべて書かれている」と水野氏は話し、「共感いただける方と一緒に、これからの教育を変革していけるようなチャレンジをしていきたい」と、今回のセミナーを開催した経緯を語った。