ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット「Pepper」を活用した授業プログラムのテンプレート集「Robo Blocks(ロボブロックス)スクールテンプレート」に、「情報モラル」と「情報活用」について学ぶ授業プログラム「Pepperと学ぶGIGAワークブック「使う前に」」を、7月18日に追加した。これは、LINEみらい財団が提供する教材「GIGAワークブック」を活用した授業プログラムとなる。
同授業プログラムでは「情報モラル」と「情報活用」の育成や向上を図るために、LINEみらい財団が開発した活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」の内容を、Pepperがアシスタントティーチャーとして児童生徒に伝え、考える機会を提供する。これにより、情報社会を生きるために必要な能力や考え方を育むことを目的としている。
ソフトバンクロボティクスは、同社が提供する「Pepper for Education」「Pepper 社会貢献プログラム2」に参加する自治体・非営利団体・教育機関に向けて同授業プログラムを提供する。授業の進行役をPepperが担当し、児童生徒がPepperとのやり取りを通して情報モラルに興味を持てるようになり、自らの判断で状況に応じた的確な行動が取れるような知識の習得や定着を目指す。
LINEみらい財団が開発した「GIGAワークブック」は「情報モラル」と「情報活用」に焦点を当て、ネットの特性や適切なコミュニケーション方法、情報のリスクなどを学ぶ情報モラル教育の内容を充実させている。加えて上手に情報やICTを活用し、情報社会に参画して社会に働きかけるための情報活用についても学べる。
「Robo Blocksスクールテンプレート」は、ソフトバンクロボティクスが開発したPepperのプログラミングツール「Robo Blocks」を使い、プログラミング教育以外でもPepperが活用されることを目的としている。Pepperをアシスタントティーチャーとして活用し、防災教育や環境教育など、現代を生きる子どもたちに必要な領域について学び、考える機会を創出する授業プログラムとなる。
「Pepper for Education」「Pepper 社会貢献プログラム」は、ロボットと共生する未来の社会を担う子どもたちの論理的思考力や問題解決力、創造力育成を支援するためにソフトバンクロボティクスが提供しているプログラム。Pepperをプログラミング教育の教材として全国に提供している。
「情報モラル教育」授業プログラムの流れ
- 導入:Pepperとのやり取りを通して児童生徒の興味を引き、授業テーマへの関心を持たせる。
- 議論:Pepperが進行役となり、情報モラルに関する3つのテーマを示す。各テーマに応じた知識や情報に基づき、児童生徒が適切な行動について議論する。
- 発表:授業を通して気付いたことをまとめ、児童生徒が発表する。
「情報モラル教育」の授業で使用するスライドの例
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