クラレは、3月に小学校を卒業した子どもを対象に実施した、アンケート調査「将来就きたい職業」の結果を、7月10日に発表した。同調査は、1月中旬~3月中旬の期間に行われ、男子:373名、女子:447名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、「スポーツ選手」が2022年に続いて2023年も男子の支持を集めて1位となっており、今回は「野球」が3年ぶりに「サッカー」を上回った。「医師」は前年の7位から4位に順位を上げたほか、6位の「動物園・遊園地」と「建築家」、8位の「ゲームクリエイター」、10位「IT 関係」が今回新たにトップ10にランクインしている。
男女別でみると、男子の1位は今回も「スポーツ選手」が1位となり、「研究者」は2位に返り咲いた。3位は「ゲームクリエイター」となっている。また、4位の「IT関係」は男子の中でもっともポイントを伸ばしており、内訳では「プログラマー」が約8割を占めた。そのほか、「宇宙関係」が大きく順位・ポイントを伸ばして10位にランクインしている。
女子では、「漫画家・イラストレーター」が2年連続で1位となり、内訳としては「イラストレーター」が約7割を占めた。創作関連では「作家・絵本作家」が過去最高の8位にランクアップしている。男子でも大きくランクアップした「医師」は、女子ではとりわけポイントを上げて3位にランクインした。しかしながら、同じ医療職の「看護師」「薬剤師」「医療関係」は前年より順位・ポイントを下げた。そのほか、「動物園・遊園地」が前年の14位から大きく順位を上げて4位になっており、内訳としては「飼育員」や「トレーナー」が半数超を占めている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア