ヘルステック研究所は、同社が文部科学省の実施する「令和5年度 学校健康診断情報のPHRへの活用に関する調査研究事業(大学における学校健診PHRの導入検証等)」に採択されたことを、6月29日に発表した。
文部科学省は、本人や保護者が学校健診結果をマイナポータルで閲覧できるようにする仕組み(学校健診PHR)の構築を目指している。学校健診PHRの構築に向けて、同社は大学などと連携しつつ、以下の事業に取り組み、技術面・制度面・実務面も踏まえた実現可能な具体的方策の報告を目指す。
- 大学の協力を得て、学生の学校健診情報を既存の民間送達サービスを利用して、本人や保護者がマイナポータルで閲覧するための検証を行うとともに、大学が学校健診PHRを導入する際の課題と解決策を示す。
- 大学における学校健診PHRの実現および健診データの利活用を図るべく、大学健診の実態を把握するための調査を行うとともに、当該調査結果を踏まえ、大学の健診に係る教育データ標準の案を作成する。
今回の事業の成果をふまえて、文部科学省では2023年度、大学を対象に学校健診PHRの導入に係る調査研究を行う。あわせて、大学における健診の実態を把握した上で大学の健診データの標準化に向けた取り組みを行っていく。
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