リクルートは、オンライン学習サービス「スタディサプリ」の利用高校を対象に、同社の社内新規事業提案制度「Ring」のノウハウを活用した、新たな学びの機会を提供するアントレプレナーシップ・プログラム「高校生Ring 2023」を開催する。今回、エントリー申し込みが合計2万5827人に達したことを、6月15日に発表した。また、2024年2月24日に開催する「高校生Ring AWARD」までのスケジュールを公開した。
2022年11月、日本政府はスタートアップ創出の抜本的強化を図るため「スタートアップ育成5か年計画 」を決定した。文部科学省は「スタートアップ創出の基盤となる人材を更に増やすとともに多様性を高めていくため、アントレプレナーシップ教育を小中高生に対しても実施し、子どもたちが起業経験者との交流などを通じて、起業やチャレンジを身近に感じ、積極的に行動することができるようになることを目指している」と発表した。
リクルートは「新しい価値の創造」を経営理念の一つに掲げ、社内の新規事業提案制度「Ring」を40年以上前から実施してきた。「スタディサプリ」も新規事業提案制度「Ring」によって生まれたサービスの一つ。同制度は世の中の「不の解消」の視点を特に大切にしており、これを考える上で必要な検討項目や体系化されたフロー、ノウハウを、現役高校生のアントレプレナーシップの育成に活かすことで学びの機会を提供したいという思いから、2021年より「高校生Ring」を実施している。
3回目となる「高校生Ring 2023」のエントリー数は2万5827人に上り、前年度のエントリー数6186人の約4倍となった。
今後、参加者は9月までにPlan sheetを作成し、1次審査に臨む。1次審査では学校内審査により各クラスから3案までを選出する。10月2日〜31日が2次審査受付期間で、結果発表は11月27日。ここでは、リクルートによりセミファイナリスト30組が選出される。セミファイナリストには、同社社員がメンターとして、プランを磨くためのオンライン相談会を実施する。3次審査の結果発表は2024年1月29日で、ファイナリスト5組が選出される。そして2024年2月24日に、最終審査である「高校生Ring 2023 AWARD」が開催され、ファイナリストはプレゼンテーションを実施する。
なお「高校生Ring 2023」の特設ページは今夏に開設される予定。
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