iJapanは、教育委員会・小学校・中学校を対象に、総合的学習を用いたプログラミング学習計画の作成サービス「カリキュラムマネジメント」の提供を開始したことを、6月14日に発表した。同サービスは、文部科学省の求めるプログラミング学習に対応している。
文部科学省よりプログラミング学習の早期提供が求められている中、同社は221名の教員を対象にアンケートを実施した。その結果、プログラミング的思考力を育む授業の進め方を理解している教員は2割であることが分かった。
同社は2020年〜2022年までに埼玉県白岡市、さいたま市を中心とした公立・私立小学中学生5000名以上を対象に、プログラミング学習の教材とサービスの開発を進めてきた。今回、文部科学省の求めている系統だったプログラミング学習を、自治体の年間学習指導計画に沿った形で提案できるようになったため「カリキュラムマネジメント」の提供に至った。
同サービスの特長は以下の通り。
世界基準のプログラミング学習
CSTA、CPD 、Digital Promise 、ISTE Standardsなどの基準を満たしたプログラミング学習教材として、世界基準のカリキュラムを網羅して教育提案を行っている。
プログラミング学習をユーザーの学習レベルに応じて提供することが可能となり、プログラミング言語(HTML/CSS/JavaScript/Python)を系統立てて提供する。
グローバル教育の提供
アメリカ、イギリス、シンガポール、中国、その他21カ国9万人以上の学生がすでに利用しており、プログラミング未経験の教員でも実践的なプログラミング学習として利用できる。インターナショナルスクールなどで利用されているツールを日本語で提供する。
文部科学省の新しい学習指導要領に対応済み
各学校の年間学習指導計画に沿った形でプログラミング学習を系統立てて構築できる。
小学校3年生から中学校3年生までを対象に、総合的学習を用いてプログラミング学習を提案できる。
教員が未経験でも利用できるよう、プログラミング教育ガイドブックの配布や、デモクラス、プログラミング学習のセミナーを実施する。また各学校の年間学習指導計画に基づいたプログラミング学習計画の構築からアカウント発行まで、一貫したサービスを提供する。
利用には、同社への問い合わせが必要。
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