CA Tech Kidsは、小中学生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、ChatGPTに関するアンケート調査の結果を6月13日に発表した。同調査は、CA Tech Kidsが運営する小学生のためのプログラミングスクール「Tech Kids School」を受講する子どもの保護者226名に対して、4月14日~5月28日の期間に行われている。
調査対象者に、ChatGPTの認知度を尋ねたところ、「かなり詳しく理解している」と「基本的なことは理解している」を合わせた割合が約4割を占めた。
ChatGPTの利用経験を尋ねた質問では、「実際に利用している」と「試したことがある」を合わせた割合は、約3割に留まっている。
自身の子どもが、今後ChatGPTなどの生成AIを利用する可能性について尋ねたところ、「積極的に利用させたい」(21%)、「適度に利用させたい」(32%)、「不安はあるが経験させたい」(18%)を合わせた割合が約7割を占めた。一方、「不安で触らせたくない」という回答は1%に留まり、「これから一緒に考えたい」は約3割となっている。
自身の子どもが、今後ChatGPTなどの生成AIを利用する可能性についての回答を学年別でみると、子どもの学年が上がるほど「不安はあるが経験させたい」という層がわずかながら増加しており、低年齢よりも年齢が高い子どもを持つ保護者の方が、不安を感じていることが明らかになった。
「Tech Kids School」が実施した「ChatGPT親子体験イベント」に参加した保護者(110名)に、自身の子どもが今後、生成AIを利用する可能性について尋ねた質問では、約9割が利用に賛同している。
「ChatGPT親子体験イベント」に参加した保護者からは、「子どもには積極的に触れさせたいと思いますが、教育観点の必要性を強く感じました」「使い方によっては注意が必要な面もあると思われるので、そういった点も考慮させつつ利用させたい」「これからAIがより発展していく中で避けては通れない。子どもの頃から向き合い、正しい姿勢で理解する必要があると思う」といった、気をつけるべき点に留意をしつつも前向きな期待をする意見が多く寄せられた。
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