広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校は、新温泉町立照来小学校と教育連携を締結したことを、6月7日に発表した。両校は共通して特化型教育を重視しており、その特長を活かして同高校の生徒たちがオンラインで、同小学校のクラブ活動を支援する。
クラーク国際高校は「“好き”を“得意”に」成長を促す教育を開校当初から実践している。さまざまな分野で専門家や企業と連携し、社会的で実践的な授業を展開。SDGsなどの社会課題に積極的に取り組み、地域社会の問題解決に教育資源を活用することを模索してきた。
照来小学校は豊かな自然環境の中で、児童一人ひとりに合わせた教育を提供し、地域に根差した教育活動を展開している。また、児童の興味関心を引き出す学びや社会との連携を重視し、多様な人々との学びの機会を大切に提供する場を探し続けてきた。
同連携は2021年度に試験的に開始し、2022年度に正式な教育連携締結に至った。同活動に一定の教育的効果が見られることから、本年度も連携継続となった。
2021年度は3つのクラブ活動(ダンス、声優、プログラミング)を試験的に開始し、2022年度はダンスのクラブ活動に特化した連携を行った。そして本年度の前期(5月〜9月)は、同高校の東京キャンパス(新宿区高田馬場)に設置されているパフォーマンスコースが、同小学校のクラブ活動「スポーツ・ダンスクラブ」にオンラインで授業を実施する。その成果は、9月16日に行われる同小学校の運動会にて児童が披露する予定。
連携授業は、6月7日・26日、7月18日、9月4日の4日間行われ、27名の児童生徒が参加する。また、5月29日、7月4日、8月4日には学校間交流も行われる。
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