福岡県直方市は、保護者との電話連絡による負担を軽減するため、授業支援クラウドシステム「ロイロノート・スクール」を活用することを、5月25日に発表した。
これまで学校と家庭の連絡手段は「電話」や「連絡帳」だったが、保護者が朝の忙しい時間帯に学校へ電話をしても、なかなか学級担任につながらなかったり、インフルエンザなどの流行時期には学校の電話が鳴り続いていたりと、その体制が課題となっていた。
そこで同市は、保護者と教職員相互の電話連絡による負担を軽減する目的で「ロイロノート・スクール」の活用に至った。保護者が同アプリで学校と連絡をとりあうことで、電話対応に割く時間を子どもに向き合う時間に充てられる。加えて「学校だよりのデータ配布」「アンケートや行事などの日程調整」も同アプリで行い、印刷や配布の手間、紙の節約にもつなげる。
同市では具体的には、以下のような形で「ロイロノート・スクール」を利用している。
- 出欠連絡・検温・健康観察の自動集計
- 保護者 / 生徒が出欠カードを使って出欠、欠席理由、検温情報を教員へ連絡
- 提出された出欠連絡は自動で出席簿に記録
- 教員による出席簿の編集、編集履歴管理
- 月ごとの出席簿をCSV形式で外部出力
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