OCC教育テック総合研究所は「教育CIO養成課程」を対面およびオンラインで開講する。対象は、教育委員会や自治体の関係者、学校法人の経営幹部といった、教育CIO/教育CIO補佐官の志望者。
本ニュース公開時、参加費の免除額の説明に誤りがありました。「審査を通過した場合は参加費から5万円が免除される」ではなく、正しくは「審査を通過した場合は参加費が5万円に除される」です。お詫びして訂正いたします。(2023/05/26 18:13)
新型コロナウイルス感染症のまん延に伴い、GIGAスクール構想の前倒しによって1人1台端末が急速に配備された。しかし、1人1台端末が十分に活用されているとは言えない状況にある。数年以内に端末の更新時期を迎えることもあり、すべての自治体・教育委員会がICTを活用した教育に取り組まなければ、これまで進められた新しい学びの環境を手放すことになりかねない。
こうした状況に対して、文部科学省は教育現場のICT活用の課題解決に向けて「ICT支援員」の整備や「GIGAスクール運営支援センター」を中心とした広域連携を進めている。加えて、教育現場のICT活用の旗振り役ができる「教育CIO(Chief Information Officer)」の重要性も指摘している。
そこで、教育テックの構想と実現を担う人材の育成を目指すOCC教育テック総合研究所は、教育CIO/教育CIO補佐官の志望者を対象に、必要とされる実践的な知識・スキルに加え、具体的なアクションにつながる成果物を策定するプログラムを提供する。
同プログラムにて得られる具体的な成果は以下の通り。
- 教育ICTの方法論の習得
- 事例の研究
- 教育CIOに求められる思考の獲得
- 学校教育情報化推進計画・教育IT中期計画(案)の作成
受講期間は6月〜10月で、毎週土曜日にZoomを使用して開講される。対面の会場は大阪キリスト教短期大学(大阪市阿倍野区)。講座の総時間数は60時間。対象は、教育委員会や自治体の関係者、学校法人経営幹部、学校のICT推進の責任者、教育ICTに関わる民間企業で働く、教育CIO/教育CIO補佐官を目指す人。募集人数は15名(最少実施人数は10名)で、参加費は1人につき30万円。なお、職務経歴書・志望動機書・自治体首長または教育長の推薦状のすべてを提出し、審査を通過した場合は参加費が5万円に除される。受講には個別説明会への参加が必要で、申し込みは専用のフォームから行う。締め切りは6月2日。
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- 2023/05/26 18:13 本ニュース公開時、参加費の免除額の説明に誤りがありました。「審査を通過した場合は参加費から5万円が免除される」ではなく、正しくは「審査を通過した場合は参加費が5万円に除される」です。お詫びして訂正いたします。
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