NEC、板橋第三中学校での「Chromebook」導入によるICT推進の取材レポートを公開、教員の労働時間削減

　NECは、包括連携協定を結んでいる板橋区における、NEC製「Chromebook」を用いた「授業改革」の取材レポートを、5月23日に公開した。

　同社はGIGAスクール構想の実現に向けて、2022年9月に板橋区教育委員会と包括連携協定を締結した。その中で掲げている「教育のICT化推進」について、教育研究奨励校である板橋第三中学校をロールモデル校として、GIGAスクール構想からの歩みを取材した。

　取材のポイントは以下の通り。

（1）組織活性と理念の浸透

　「『Chromebook』を文房具として使う！」という理念のもと、学校内のほぼすべての教員へICT機器の活用方法が浸透している。多くの学校が教員間のICTリテラシーの差から利活用に差が出ている実態がある中、同校では教員が積極的にデジタル化を推進している。

（2）授業改革

　各教科の特性とICTでできることを掛け合わせて無理のないデジタル化を工夫している。「より便利に、より効率的にするためにどうすべきか？」という手段を目的化しないことで授業改革を達成した。

（3）働き方改革

　効率化を推進することで教員の負担が減り、労働時間の削減を達成した。端末に慣れる最初はどうしても労力を費やすが、ICT機器の利活用をした先のゴールを提示し、教員間で共有することで積極的な姿勢を生み出していた。

　レポートの詳細は、NECの導入事例のページで確認することができる。