東京工科大学は、2023年度の新入生を対象に実施した、SNSほかコミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査の結果を、5月19日に発表した。同調査は、4月6日~5月9日の期間に行われ、1247名から回答を得ている。
調査対象者に、現在利用しているSNSを尋ねたところ(複数回答)、「Instagram」(78.3%)が調査開始以来8年連続で増加し、女子では90.8%、男子でも69.3%を占めた。「LINE」(99.2%)が調査開始以来10年連続で最多となり、「Twitter」(83.6%)が横ばいとなっている。また、「Discord」(46.0%)は男子の59.5%が利用するなど、2年連続で5ポイント以上増加した。「TikTok」(44.3%)は、女子(56.6%)を中心にもっとも高い増加率で、全体では4年前の約4倍となっている。
普段、家族や友人との連絡に使っているものを尋ねた質問(複数回答)では、「LINE」(98.4%)に続いて「InstagramのDM」(48.9%)が全体の約半数を占めており、女子は男子の約1.8倍となる66.1%が利用していることがわかった。3位の「Discord」(22.9%)は、男子(30.6%)が女子の約2.6倍に達している。一方で、「TwitterのDM」(20.8%)は7.7ポイント減の4位となった。
現在利用している動画配信サービスとしては(複数回答)、「YouTube」(99.4%)が過去最高となり、「Amazonプライム・ビデオ」(45.3%)が4年連続の増加でそれに続いている。3位の「AbemaTV」(32.6%)は、男子を中心に3年ぶりの増加、「Netflix」(27.2%)や「TVer」(24.9%)も4年連続で増加しており、「TVer」は女子(41.6%)で同率2位となった。
普段利用している電子マネーを尋ねたところ(複数回答)、「Suica/PASMOなどの交通系」(83.3%)がもっとも多く、「PayPay」(55.4%)が前年より約1.8倍に増加してそれに続いており、「クレジットのタッチ決済」(8.2%)や「メルペイ」(6.7%)など他のサービスに差をつけている。
入学前に、新入生同士でSNSなどで連絡をとりあったことがあるかを尋ねた質問では、「連絡をとりあったことがある」とする回答が7.1ポイント減の35.4%で、半数を超えた2020年から3年連続で減少した。2018年の調査開始以来、もっとも低い値となっている。
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