エムティーアイは、東京都の「デジタル技術を活用した運動部活動の推進におけるコンディショニングアプリの活用業務委託」の委託先として、令和4年度に続き2年連続で採択されたことを、4月24日に発表した。
同事業は、デジタル技術等を活用してトレーニングの効率化や、運動やスポーツの効果の「見える化」及びケガの未然防止を図り、短時間で効果が得られる合理的な活動を推進し、運動部活動の質の向上と教員の働き方改革を進めることを目的とするもの。
同社は、東京都教育委員会が指定する都立学校を対象に、スポーツチームをサポートするアプリ「Atleta(アトレータ)」の提供を通じて、生徒や指導者のニーズに合わせたスポーツの効果をより一層高めるためのデジタル利活用の支援を行う。
実施内容として、生徒は日々の体調や疲労度、食事や睡眠といったコンディショニングに関わるデータやトレーニングの感想、気づきなどを「Atleta」に記録する。指導者はその記録をリアルタイムで確認することができる。同社は、生徒の記録を指導者が日々の指導やトレーニングメニューに活用できるよう、生徒が入力したデータの分析や目的に応じたデータの見方の「ノウハウ」などを提供する。
また、取り組みの事前・事後にアンケートを実施し、生徒に対しては日々のトレーニング内容やケガ予防、食事に対する意識変容があったのか、指導者に対しては、トレーニングメニューの改善や業務効率化が図れたかなどの効果検証を実施する。
実施期間は2023年4月から2024年3月まで。
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