カタリバは、同法人の展開する生徒主体の校則見直しを全国へ広げる「みんなのルールメイキング」において実施した調査の結果を、3月29日に発表した。同調査は、ルールメイキングの実践を2か年以上継続して行っている学校7校に対して、2022年12月5日~2023年1月25日の期間に行われた調査、2021年度ルールメイキングプロジェクト先進事例校・実証事業校である全国の13校に対して、2021年4月1日~2022年3月31日に行われた調査を合わせたものとなっている。
ルールメイキングを2カ年以上継続して取り組んだ学校において、ルールメイキングの活動に1回以上参加したことのある教員に、生徒の意見を聴くことで学校をよりよくすることができると思うかを尋ねたところ、「できる」とする回答が97.2%を占めた。
同じく、ルールメイキングを2カ年以上継続して取り組んだ学校において、ルールメイキングの活動に1回以上参加したことのある教員に、教員たちは互いの意見を遠慮なくぶつけあって話し合えるかを尋ねた質問では、「話し合える」とする回答が89.3%に達している。
ルールメイキング活動を中心的に進めた生徒と、活動へのかかわりが薄い生徒それぞれに、自分の意見には価値があると思うかを尋ねたところ、中心的にルールメイキングを進めた生徒は「価値がある」とする回答が64.3%に達し、それ以外の生徒と比較して24.6ポイント高かった。
同じく、ルールメイキング活動を中心的に進めた生徒と、活動へのかかわりが薄い生徒それぞれに、社会をよりよくするために、社会問題の解決に関与したいと思うかを尋ねた質問では、「関与したい」とする回答が中心的にルールメイキングを進めた生徒では77.3%に達しており、それ以外の生徒を20ポイント上回っている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア