ナガセは、同社の運営する「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」に在籍していた生徒のうち、2023年の入試で東京大学への現役合格者を対象に実施した、理系現役合格者における高校数学の全範囲修了時期に関する調査結果を3月30日に発表した。同調査は、473名から有効回答を得ている。
調査対象者のうちの理系合格者が、高校数学(数学I・A、II・B、III)の全範囲を修了した時期をまとめたところ、「高2」(46.6%)がもっとも多く、高2・高1・中学までを合わせると、高2の終わりまでに79.5%が高校範囲の数学を修了していた。中学生のうちに高校範囲の数学の学習がスタートする中高一貫生では、83.2%が高2のうちに高校数学を修了している。高校入学後に高校数学をスタートして東大に現役合格した生徒でも、73.1%が高2までに高校数学を修了している。
高校から高校数学の学習をスタートした現役合格者の、高校数学の修了時期を2021年~2023年で比較したところ、高2までの修了は2021年が65.8%、2022年が69.1%、2023年が73.1%と、年々増加していることがわかった。とりわけ、2023年は高1までに高校数学を修了した生徒が26.9%に達している。
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