関西大学は、全学共通の教養科目として「キャリア形成科目群」を4月から新設する。同科目群では、低年次から自律的なキャリア形成を育む環境を整えることで、将来の学生自身と大学での学びを関連付ける思考を養い、専門教育への能動的な参加を促す。
同大学では、低年次からのキャリアデザインを推進すべく、各種セミナーや支援プログラム、個別相談といった、自身のキャリアを考える機会の創出、および支援体制・環境の整備を行っている。今回、全学部共通の正課授業でも、時代に即したキャリア教育を実現すべく、低年次からのキャリア教育のプロセスをより体系化したカリキュラム構成へと一新させた。
今回、新設される「キャリア形成科目群」は、以下の科目で構成される。
- 基礎・理論を学ぶ「大学生から始めるキャリア形成」「現代社会を生き抜くためのキャリア形成」
- 課題解決型の実践力を身につける「キャリア形成入門演習」「キャリア形成実践演習」
- 理論と実践をつなぐ思考力を育む「理論と実践から探究するキャリア形成」
同科目群は全学部の学生が受講可能で、ペアワークやグループワークといったアクティブラーニングを取り入れることによって、学部を越えた交流ができる授業設計を採用する。このような授業を通じて、学生一人ひとりに合わせたリーダーシップの技能や態度を育みつつ、多様な他者と協働しながら自律的な考動が可能な人材の育成を目指す。
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