LINEみらい財団は、和歌山県警察と和歌山県教育委員会に協力して、SNSにおける青少年の性被害などの防止を目的とした中高生対象の新たな教材「SNSによる社会への発信を考えよう」を共同で開発したことを、3月17日に発表した。同教材は、和歌山県内で中学校を対象に本教材の普及を図るほか、全国で広く活用してもらえるよう、無償で提供される。
同教材では、ネットやSNSの特性を理解して、情報を発信する際にはどんなことに気を付けるべきかを考えるとともに、性的な写真の送受信を行った際に法や条例に抵触する恐れがあるかを考え、犯罪のリスクについて学ぶ。さらに、性的な自撮り写真などを送るよう要求される事案に焦点を当てて、被害を防ぐための断り方や第三者へ相談する際のポイントを身につける。
このような内容を通じて、自身が被害者にも加害者にもならないよう、リスクを予見し回避するための考え方や、何かあったときの対応方法について学習することが可能になっている。
同教材はワークショップ形式になっており、生徒たちが自ら考えグループで議論し、考えを深められるように設計されている。授業用スライドや生徒用のワークシートに加えて、教員用活用の手引きが付属しているので、直ちに活用できる。
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