Institution for a Global Societyは、東京都の私立高等学校3年生の大学入学共通テストと、高校3年間の従来の学力以外の資質・能力(思考力・表現力・判断力など)との関係を分析した結果を、3月16日に発表した。
同分析では、従来の学力育成と探究型学習の双方に力を入れている都内私立高等学校の3年生33名を対象に、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための評価ツール「Ai GROW」によって、同じ生徒の「学力以外の資質・能力」を3年間定期的に測定している。なお、生徒が資質・能力を相互評価し、評価の甘辛や忖度といった不要な偏りをAIが補正したスコアが使用された。
分析結果によれば、共通テストを受ける約3年前(高校1年生時点)に「決断力」が高かった生徒、約2年前(高校2年生時点)に「決断力」が高かった生徒は、国語が高得点だったことが明らかになっている。
また、共通テストを受ける約1年前(高校3年生1学期時点)に「柔軟性」が高かった生徒は、数学IAが高得点だったことがわかった。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア