学情は、企業・団体の人事担当者を対象に実施した、「面接」に関するアンケート調査の結果を2月22日に発表した。同調査は、2月9日に行われ、70件の有効回答を得ている。
調査対象者に、2024年卒の採用において「面接で質問する内容」「評価ポイント」の変更を予定しているかを尋ねたところ、「変更を予定している」と「どちらかと言えば変更を予定している」を合わせた割合が20.0%に達した。人事担当者からは「新型コロナ禍で学生生活を送ってきたことを踏まえて、質問したい」「学生の価値観を知れる質問をしたい」「他社がどのような質問をしているか情報収集し、自社の面接にも活かしていきたい」「学生から選ばれる企業になるために、どのような面接が効果的かという観点からも質問内容を検討したい」といった意見が寄せられている。
面接において重視することとしては(複数回答)、「コミュニケーション能力」(85.7%)がもっとも多く、「協調性」(60.0%)、「ストレス耐性」(55.7%)、「論理的思考力」(38.6%)がそれに続いた。
学生は、面接において、アピールしたいと思っていることとして、「協調性」が他を大きく引き離して最多となり、以下「コミュニケーション能力」「論理的思考力」が続いていることから、企業・団体が重視することと学生がアピールしたいことは完全には一致していないことが明らかになっている。
面接において質問を予定している項目としては(複数回答)、「志望理由」(72.9%)がもっとも多く、「学生時代に力を入れたこと」(60.0%)、「どのような社会人になりたいか」(47.1%)がそれに続いた。そのほか「入社後目指すキャリア」「大学・学部を選択した理由」「モチベーショングラフを用いて、経験を通じて感じたことや、意識決定における判断基準を聞く予定」といった回答が寄せられている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア