東京ガス都市生活研究所は、同研究所が企画・監修する学校教員向け教材「エコな住まい方すごろく」の改訂を2月20日に発表した。
今回の「エコな住まい方すごろく」の改訂では、データを最新値とするほか、脱炭素化の潮流をふまえた内容の更新を行った。
「エコな住まい方すごろく」は、中高生を対象としたエコな住まいについて遊びながら学べる指導案付きの教材。「各家庭で居住環境が異なることから学校教育現場での指導が難しい」という教員の声を受け、長年にわたり省エネ行動変容に取り組む同研究所と、慶應義塾大学 教授の杉浦淳吉氏が共同で開発した。「すごろく」の特性を生かし、住環境が抱える課題解決の流れを構造的に理解して改善方法を主体的に学ぶことで、実際の行動につながるような学習効果が期待できる。
学校授業における「エコな住まい方すごろく」を使用した学習のねらいは以下の通り。
小学校 家庭/中学校 技術・家庭(家庭分野)/高等学校 家庭
- 住空間について考え、住居の機能、住居がかかえる問題点、生活の工夫や改善方法を理解する。
- 環境に配慮した消費生活や持続可能なライフスタイルの工夫に関する主体的な行動を理解する。
小中学校・高等学校 理科
- エネルギー資源やその利用、科学技術の利用について日常生活とのかかわりから考える。
小中学校 社会/高等学校 公民
- エネルギー消費や環境問題の現状を知り、持続可能な社会に何が必要かを考える。
そのほか、小中学校の総合的な学習の時間、高等学校の総合的な探究の時間などでも活用できる。
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