コーチェットは、鎌倉市の教育委員会・公立中学校・小学校の校長・教頭職に向けたコーチングスキル習得プログラムを、2022年7月21日~12月28日の期間にわたって実施した。
同プログラムでは、鎌倉市教育長岩岡寛人氏と鎌倉市教育委員会の協力のもと、21世紀学び研究所の代表理事である熊平美香氏のアドバイスを受け、校長・教頭職に向けてコーチングスキル習得を効果的にサポートすべく開発、実施した。
同プログラムへの参加人数は、校長25名、教頭25名、教育委員会職員7名で、3時間の対話と実践型研修×3回の集合研修、30分のコーチング体験×2回の個別研修が行われた。
従来の学校教育現場の研修は座学が中心であり、学びの内容を講義によって「頭で理解する」ことに主眼が置かれていた。一方、同プログラムでは概念的にコーチングを学ぶだけなく、受ける体験を用意することによって、「体感的に理解する」ことが可能になっている。
「理解する」の先にある「できる」状態を支援すべく、テーマごとに実践とフィードバックを設定し、実際のコミュニケーションの向上を目指した。
また、基本的なコーチングスキルの習得に留まらず、コミュニケーションの土台となるリーダーのマインドセット(固定された考え方や物事の見方)についても、学びや気づきを促すための内容を扱い、リーダーのマインドセットの成長を支援している。
なお、プロジェクトの取り組みと成果の報告、学校現場にコーチング導入することの可能性と課題について考えるオンラインイベントが2月4日の10時~11時30分に開催される。参加費は無料で、誰でも参加することができる。参加には事前申し込みが必要。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア