スプリックスは、新しく「情報I」に対応する対策教材の提供を開始し、4月に定期テスト教材、9月に模試と仕上げ教材をリリースすることを1月11日に発表した。
小学校や中学校でのプログラミング教育の必修化が始まり、プログラミングなどの情報分野は一般教養として身につけるべき知識と認識されつつある。実際に教育現場での導入が進む中で、大学入学共通テストにおいても2025年1月より「情報」の受験が必須になることが方針として決定している。一方で、出題形式や各大学の「情報」の配点は未定となっており、多くの高校や塾が対応を決めかねていた。
同社は累計発行部数1000万部以上の定期テスト対策教材である『フォレスタ』を出版しているほか、プログラミング教室「QUREO」や「プログラミング能力検定」などの情報・プログラミングに関する知見も持っていることから、学習塾・学校のどちらでも「情報」における基礎の構築と入試対策の両方を実施可能な教材の提供に至った。
同社では「情報I」に関する以下の教材を提供する。
(1)定期テスト対策
インプットと問題演習ができる紙教材と、教材に対応する解説映像がセットになっている。知識がメインである基礎に対して暗記を効率的に行えるため、定期テスト前の復習ができる。60単元ほどに分かれていることで、つまずきポイントがわかりやすくなっている。
また、確認テストにより理解が不十分なところが明確にでき、要点を絞った学習が可能。さらに教え方動画も提供するため、初めて「情報」を教える場合もほかの科目と同様に学習を進められる。
(2)大学入試対策
模試と入試に向けた仕上げ教材で構成される大学入試対策教材。覚えるだけの学習ではなく、問題文から読み取る力を養う。「情報I」の基本的な知識からプログラミング、統計まで各カテゴリを網羅する模試を毎月実施できる。
さらに模試で明確となった課題を、仕上げ教材の対策問題と解説動画を使い、カテゴリごとに特訓することが可能。模試と仕上げ教材はどちらも入試本番を想定した選択式問題になっているため、入試本番に即した学習ができる。また同教材はCBTで提供するが、現場のニーズに応じて紙での提供も可能となる。
同教材は、学習塾だけでなく学校での定期的な習熟度チェックや受験対策としても活用できる。また、ゲームを作成しながらプログラミングスキルや論理的思考が身につくプログラミング学習サービス「QUREO」および「プログラミング能力検定」とともに実施することで、理解をより深められる。
(1)学習塾での活用イメージ例
「QUREO」で継続的なプログラミング学習を行いながら、高校1年生・2年生では定期テスト対策を行い、高校3年生は入試に向けてより実践的な学習を行っていく。
(2)高校での活用イメージ例
高校3年間を通して定期的に模試と「プログラミング能力検定」を受検し、段階的にレベルを上げていきながらスキルを身につけていく。
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