Semiosis(セミオシス)は、同社の開発する教材制作アプリ「Finger Board Pro(フィンガーボードプロ)」が10万ダウンロードを達成したことを、11月23日に発表した。
「Finger Board Pro」は無料のiPad向けアプリで、ドラッグ&ドロップ操作やタップ操作だけでグラフィカルでインタラクティブな電子教材を作成できる。アプリで作成した教材を学習者に送ると学習者は自身のスマートフォンやタブレットを使ってタッチ操作で学習を進められる。
タッチ操作に最適化された教材を機能やレイアウト、素材などに対する制約なく自由に作り進められるのが特徴で、アプリ内では教材作成に使用できるアニメーション素材や音声付きの素材、分解・再結合などの編集が可能なイラストなどが購入できる。
同アプリはもともと視覚情報や音声情報を盛り込んだ語学学習者向けの電子教材を作るためのソフトとして開発が始まった。その後、より広範で一般的な学習目的にも使用できるよう機能の拡張が進められ、現在では語学教育以外の分野でも幅広く使われている。
特にタブレット活用の進む特別支援教育の分野では、各地での講習会なども活発に行われ活用が進んできた。2020年、GIGAスクール構想によって教育機関でのタブレット活用が急激に進んだこともあり、同アプリのダウンロード数が増加し、この度10万ダウンロード達成となった。
今後も、教育へのタブレット・スマートフォンの活用が進むことにより同アプリの活用が広がっていくと考えられる。特に小中学校でのタブレット活用は急激に進んでおり、タッチ端末ならではの教材が求められている。
このことを踏まえ同社では、特別支援教育や言語教育に加え、小中学校の教育で活用できる機能やアプリ内アイテムの開発や更新を進め、ラインアップを充実させるための取り組みを行っていく。
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