エナジードは、2022年4月に同社教材の導入校を対象に提供を開始した「これからの社会に求められる力をどの程度身につけているのか、さらに身につけるためにはどんな経験が必要なのか」を考えることができるアセスメントツール「ENAGEED アセスメント」を、実際に使用した教員の声や生徒の回答結果をもとに分析し、さらに生徒の成長に活かせるよう改良した「ENAGEED GLIDE」として正式にリリースしたことを、10月19日に発表した。
従来主流であった一般入試の割合が減り続け、2021年度には日本の大学全体における推薦型・総合型選抜の入学者が全体の50%を超えるなど、入試の変化によって生徒の非認知能力の育成が急務であるものの、その基準や指導法はいまだ確立されておらず、学校の教員が独自で取り組むのは非常に負荷がかかる。
同社は、現在100社以上の法人に対して「これからの時代に求められる力」を育成し、自律的・能動的な組織を作るための研修を提供している。社会のリアルな場で求められ、やりがいや成果に直結する力を、学校教育の中でも基準として提供できると確信し「ENAGEED GLIDE」の開発は始まった。
前身となるツール「ENAGEED アセスメント」は、約200校の教育機関で利用され、集まったデータによって生徒たちの本質的な力に対する考えがわかり、また、多くの生徒が「自ら成長したい」「力を伸ばしたい」と感じていることがわかった。
今回、より正確に生徒の現状を測り、成長に活かせるよう改良し、「ENAGEED GLIDE」として正式リリースに至った。
「ENAGEED GLIDE」は、学力や課題分析能力などの具体的な能力や技術を身につけていく上で必要な「物事に対する捉え方、考え方」を「7つの素養」として体系化し、生徒が今どの段階にいるのかを具体的な経験をもとに測ることができる。
これは、先の見えないこれからの社会に必要とされる「物事に対してどう考え、どう行動したか」という力であり、総合型選抜入試など変化しつつある高校、大学入試にも必要とされている。
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