教育ネットとミラボは、両社が共同開発したタイピングスキル向上をメインとしたデジタル教材「らっこたん」を使用した、「第1回全国統一タイピングスキル調査」の結果を、9月20日に一部公開した。同調査は、全国の小中学生を対象に、アルファベットの入力では6813名、日本語の入力では6013名に対して、6月~7月に行われている。
調査結果によれば、1分間あたりの正しい入力文字数は学年が上がるにつれ増加する傾向にあり、文部科学省が2015年に実施した情報活用能力調査の結果(小学校で平均5.9字/分、中学校で平均17.4字/分)と比較して、大幅に増えていることが明らかになった。
それぞれの学年における、日本語の入力文字数が50文字以上の割合をみると、6年生以上で過半数を超える結果となっている。
一方で、1分間あたりの正しい入力文字数が少なく、入力速度が遅い児童・生徒が一定数いることから、苦手意識を持つことなく、スムーズにスキルを向上させることが課題といえる。
「第1回全国統一タイピングスキル調査」は9月末まで延長を予定しており、「第2回全国統一タイピングスキル調査」の実施も決定した。
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