カタリバは、生徒が中心となって教員や関係者と対話しつつ校則・ルールを見直し、生徒主体の学校づくりを目指す「みんなのルールメイキング」プロジェクトにおいて、茨城県つくば市との学校支援の連携を開始したことを、8月31日に発表した。あわせて、市内全45校の小中学校および義務教育学校において、キックオフとして「みんなでつくるルールメイキングプロジェクト」児童生徒全体研修会を9月13日から各校とオンラインを併用して開催する。
「みんなのルールメイキング」プロジェクトは、学校や校則そのものを非難するのではなく、生徒自身が主体となって、既存の校則やルールに対して立場や意見の違う人たちとの対話から納得解をつくるプロセスを大切にしている。この経験を通じて身の回りの課題に気づき、当事者意識をもって行動する力や、社会参画への意識を高めていくことを目指して、これまで全国127校に対話的な校則見直しを促進するサポートを行ってきた。
今回開始された、つくば市との連携によって、12月までにつくば市内の小中学校・義務教育学校全45校のICT端末ルールづくりを行うための教員研修や生徒へのプログラム開発を実施していく予定となっている。
具体的な連携・協力内容は以下の通り。
- つくば市教育委員会としてのICT端末ルールづくりの計画作成
- 校長会などの教員研修プログラム協働開発・提供
- 遠隔型の合同ルールメイキングプログラム協働開発・提供
- 効果検証などの研究開発を目的としたアンケート・データ分析
あわせて開催される「みんなでつくるルールメイキングプロジェクト」児童生徒全体研修会では、各校の児童生徒がルールをつくるにあたって大切にしたい心がまえや考え方を知る機会として、つくば市内の全小中学校・義務教育学校を対象に、複数校合同で行われる。1校あたり5~10名程度が参加し、オンライン参加の児童生徒は1人1台端末から接続する。
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