Book Creatorの特徴
「Book Creator(ブッククリエイター)」は電子書籍をつくれるWebアプリです。
画像や動画、音声、手描きのイラストなどを組み合わせて、簡単な操作で電子書籍を作成できます。Book Creator最大の特徴はページをめくる視覚効果です。これにより子どもたちは、プレゼンテーションソフトで作品をつくるのとは違った「本を編集する」感覚で作品づくりに取り組みます。
作成した電子書籍は、URLを発行してほかの人に読んでもらうことができます。ePub形式でダウンロードして、対応している電子書籍リーダーで読むことも可能です。
教師アカウントの登録
WebブラウザでBook Creatorの公式サイト(https://bookcreator.com/)を開き、右上の「Sing up」をクリックします。
「生徒用サインイン」の画面が表示されるので、「先生に切り替える」をクリックします。
Google、Microsoft、そのほかのメールアドレスで登録できます。自分の学校に導入されているサービスを選択するのがよいでしょう。
次の画面で、自分が担当している学年や教科を選択します。日本の区分とは微妙に違うので、最も近いものを選びましょう。何を選んでも機能に違いはありません。
「ライブラリー」は、作成した本を収納するフォルダです。子どもたちの作品も同じライブラリーに保存されるので、わかりやすい名前にしましょう。ライブラリーの名前を設定するとアカウント登録は完了です。
児童生徒アカウントの登録
児童生徒が登録する場合は、QRコードを発行して登録する方法と、GoogleかMicrosoftのアカウントを使って登録する方法があります。QRコードで登録する場合は、まず教師アカウントで児童生徒のリストを登録する必要があります。
右上の人型のアイコンをクリックして「生徒用ログイン」をクリックします。生徒用ログインを作成する画面で、追加したい児童生徒の氏名を1行1名で入力します。既存の名簿からのコピペで構いません。入力したら「次へ」をクリックし、児童生徒を参加させるライブラリーを選択して「次へ」をクリックします。
「生徒用ログイン」の管理画面で、児童生徒のQRコードとリンクをダウンロードできます。 QRコードを印刷して配付するか、ログインリンクを「Google Classroom」や「Microsoft Teams」で個別に配付しましょう。
ここではQRコードを使ったログインで説明を続けます。
児童生徒の端末でBook Creatorの公式サイトを開き、右上の「Sing up」をクリックします。
「生徒用サインイン」の画面で「QRコードでサインイン」をクリックするとスキャン画面が表示されカメラが起動するので、QRコードをかざします。アバターの選択画面で任意のアイコンをクリックすると登録完了です。
GoogleとMicrosoftのアカウントを使って登録する場合は、教師アカウントで発行した招待コードを入力する必要があります。コードを入力して「続ける」をクリックすると、登録完了となります。
無料版と有料版の違い
無料版では作成できるライブラリーは1つだけで、ライブラリーに登録できる本の数は40冊までとなっています。児童生徒はライブラリーを作成できず、教師アカウントのライブラリーに本を作成することになります。そのため、1つの学級で最大40冊の本しかつくれません。ライブラリーをアーカイブすると新しいライブラリーを作成できるようになり、新たに40冊の本を作成できます。
最初のうちは無料プランでも問題なく活用できますが、不便を感じるようになってきたら有料版へのアップグレードを検討しましょう。有料版になると、1冊の本を共同で編集できるようになり、使える素材も増えます。また、編集画面で使えるアプリも増えます。