ニュースタート事務局は、大学不登校に悩む保護者や大学関係者、相談員などを対象としたシンポジウム「コロナ禍の大学不登校 実態と解決法」を、8月29日に東京体育館で開催する。参加費は無料。
新型コロナウイルス感染症により、オンライン授業になったり、サークル活動ができなくなったりするなど、大学生はさまざまな機会の喪失に見舞われた。2022年に同事務局に寄せられた大学不登校の相談数は、コロナ禍以前である2019年の倍のペースで増加している。
本シンポジウムでは、データサイエンスとAIを使い中退者を減らす研究を行う嘉悦大学の白鳥成彦氏をゲストに迎え、同大学の中退予防の取り組みや、民間団体・同事務局が支援した事例、大学の相談室に聞いた大学の実情などを紹介。大学とNPOという違った視点から、大学不登校にはどのような支援が必要かを考える。
シンポジウムの内容は以下の通り。
実践報告1:「データサイエンスとAIで 大学中退を止める!」/嘉悦大学 経営経済学部教授 白鳥成彦氏
嘉悦大学の不登校者への対応、中退を防ぐ施策を紹介する。
実践報告2:「70%が動く訪問支援、大学不登校からの一歩」/ニュースタート事務局スタッフ 久世芽亜里氏
レンタルお姉さん・お兄さん(訪問支援スタッフ)が実際に支援した、大学不登校3人の事例を紹介する。
パネルディスカッション:「相談室の実情から考える ~大学不登校支援の在り方は?」/ニュースタート事務局創始者・理事 二神能基氏
白鳥氏、久世氏と、大学とNPOというそれぞれの立場から、大学不登校支援にはどのような支援が必要かを考える。大学の相談室に聞いた、支援数の推移や相談内容も報告する。
開催日時は8月29日の14時~16時(開場13時30分)。東京体育館 第一会議室(東京都渋谷区)で行われる。参加には事前予約が必要で、同事務局ホームページの問い合わせフォーム、または電話から予約が可能。
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