GLiNは、探究学習と英語を組み合わせた中学・高等学校向け新サービスの提供を開始し、5月から7月までサレジアン国際学園中学校高等学校 中学1年生のインターナショナルクラスで、英語で分野横断的に学びながら生徒がグループのメンバーと力を合わせて課題設定~発表を行う探究プログラム「GLiN-J」を実施したことを、8月3日に発表した。
同社は、探究学習や複数の教科を横断的に学ぶ学習が世界的に有名なフィンランドの教育企業(Code school Finland)と提携してサービスを展開している。新たな教育に対応する探究型学習と英語の発表を組み合わせたプログラム「GLiN-J」を開発し、SDGsなどの難解に感じるトピックをゲーム形式で進めることで自分に身近なトピックに置き換えて考え、楽しみながら主体的に学習を進めていくことのほか、自分たちの作品をほかの人に英語で表現することで英語で話す能力を養う。
「GLiN-J」の特徴は以下の通り。
分野横断的にさまざまな学びを同時にインプット・アウトプット
「プログラミング」「SDGs」「チームビルディング」「課題設定」などを、英語を使ってインプット・アウトプットを繰り返しながら学んでいく。
英語でプレゼンテーションする力を育む
仲間と一緒にストーリーを考え、作品を共同で作り、英語を使って皆の前で発表。いかにストーリーを分かりやすく伝えるか、楽しく伝えることができるかを、実践の場を通じて鍛える。
難しいテーマを遊びの要素を入れることで楽しく身近な主体的な学びに
総合学習の時間は、生徒たちが自発的に横断的・総合的な課題学習を行うことを目標にしている。それを実現するためには、自ら興味をも持って学んでいく環境作りが必要となる。課題の提出や最終発表などでしっかりと評価できる授業設計にする一方で、「SDGs」などの難解なテーマも、ゲーム感覚での最終発表を目標に設定することで心理的なハードルが下がり、より身近な自分事として主体的に取り組める。
なお、「GLiN-J」のフロー例は以下の通り。
- ステップ1:分野横断的に基礎情報をインプット(SDGsやプログラミングの基礎を個人個人でインプットしていく)
- ステップ2:アウトプットの課題設定
- ステップ3:情報収集/ストーリー構築
- ステップ4:発表に向けた作品構築
- ステップ5:作品を英語で発表
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