私立高等専門学校である、近畿大学工業高等専門学校、国際高等専門学校、サレジオ工業高等専門学校、神山まるごと高専(仮称・認可申請中)は、初となる4校合同の「第1回私立高専合同進学説明会」を、7月31日に開催する。参加費は無料。
本説明会は、高等専門学校入学に関心がある中学生と、その保護者、教育関係者を対象に、広く私立高等専門学校の存在やその特徴を紹介することを目的として行われる。
高等専門学校は、「実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関」で、日本のものづくりを支えてきた日本独自の教育システム。高等専門人材が求められる現代において、5年制の教育システムや実験・実習を重視した専門教育が注目を集めている。また、約20年ぶりの新設校として2023年4月の開校を目指す、私立高等専門学校の神山まるごと高専や、2027年の開校を目指す滋賀県内の高専設置計画など、高専の新設に向けた動きが続いている。
近年、ものづくり人材のニーズの高まりや、ロボットコンテストの開催の盛り上がりなどによって認知度が拡大しているものの、いまだに中学生の一般的な進路選択の一つになっているとは言えない状況であることから、今回4校は実行委員会を立ち上げた。
本説明会では、各校からの学校紹介を行うほか、Q&Aセッションを通して、高専への入学に関心がある中学生、保護者、教育関係者の疑問を解消し、高専の認知と理解促進を目指す。
開催日時は7月31日の13時~16時で、金沢工業大学(KIT)虎ノ門キャンパス(東京都港区愛宕)で行われる。説明会の参加には事前の申し込みが必要で、申込締切は7月29日となっている。
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