ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「キッズ@nifty」が、小中学生を対象に実施した「持続可能な開発目標(SDGs)」に関するアンケート調査の結果を7月8日に発表した。同調査は、5月24日~6月19日の期間に行われ、1022名から有効回答を得ている。
調査対象者に、「SDGs」という言葉を知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答が98%を占めた。
SDGsが設定している17の目標のうち、もっとも関心のある項目を尋ねた質問では、「ジェンダー平等を実現しよう」(44%)が最多となり、以下「人や国の不平等をなくそう」(34%)、「平和と公正をすべての人に」(33%)が続いている。
もっとも関心のある項目として、「ジェンダー平等を実現しよう」を選んだ理由としては、「ジェンダー平等については自分自身が性同一性障害で、実際に生きづらさを感じているから」「ジェンダーのことでまだバカにしたりする人がいる。トランスジェンダーの人も差別されない世の中になってほしい「いまだに日本は『女子は』『男子は』の風潮が強いし、政治家も男ばっかりだから」といった意見が寄せられた。
学校でSDGsについてどんな学習をしたかを尋ねたところ、「GUやユニクロのSDGsプロジェクトを参考にしながら、『つくる責任 つかう責任』を学びました」「学校でかるたを作り、NHKの『SDGsかるた』に応募した」「SDGsとはどんなものなのか、17の目標や169のターゲットも含めて授業で習った」といった回答が寄せられている。
SDGsに関連して、自身が取り組んでいることとしては、「いらない紙や服をリサイクルする」「買い物する時は必ずエコバックを持って行く」「ゴミの分別」といった回答が寄せられた。
家の人とSDGsについて話したことがあるかを尋ねた質問では、「ある」が46%、「ない」が54%となっている。
SDGsに関連して、家の人と一緒に取り組んでいることとしては、「エコバッグを使う。あとはゴミや食品ロスを減らしたり、節電・節水も心がけている」「ゴミの分別について話し合ったり、食品ロスを減らせるようにしたりしている」「食品ロスを減らすために、レストランでは食べられる量だけ頼んだり、買い物でも賞味期限が近いものをあえて選んだりするようにしてる」といった回答が寄せられた。
将来、どのような社会になってほしいかを尋ねたところ、「17の目標が当たり前にできてる世の中」「LGBTの人が性別を気にしなくても生きられる社会になってほしいです」「いじめや差別のない明るい未来」といった意見が寄せられている。
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