教育同人社は、経済産業省が実施する「EdTech導入補助金」に採択されたことを、6月30日に発表した。これにより、本年度は全国6地域の特別支援学校において、筆順練習アプリ「指書きレッスン」シリーズの導入実証を開始する。
同社は、2020年度から継続して本事業に採択されており、今回で3年連続の採択決定となった。
採択された同社の「指書きレッスン」シリーズは、タブレットのWebブラウザ上で動作し、筆順や字形の指書き練習を行うクラウドサービス。採点機能は意図的に排除し、子どもが正誤判定によって意欲を失うことなく、お手本を見て練習し、正誤を自分で確認しながら習熟していく活用場面を想定している。
「指書きレッスン」シリーズの概要は以下の通り。
学校の実態に合わせたシリーズ展開
字形の筆順練習と特別支援に特化した「指書きレッスンPRO」と、外国人児童への日本語教育や、中~高学年への英語教育に特化した「指書きレッスンGLOBAL」をラインナップ。学校の実態に合わせて選ぶことが可能。
インストール不要でGIGAスクール構想標準仕様に完全対応
GIGAスクール構想の標準仕様として提示されている3つのOSすべてに対応。ブラウザ上で動作するため、インストール不要ですぐに利用できる。(シリーズ共通)
指でなぞる直感的な筆順練習で合理的配慮にもとづく指導にも対応
お手本を指でなぞって書き方練習ができるほか、児童生徒の実態に合わせてお手本やガイドのON/OFFを調整可能なため、合理的配慮にもとづく指導や特別支援教育にも対応できる。
豊富なお手本を収録
「指書きレッスンPRO」では、かたち、ひらがな・すうじ、カタカナに加え、漢字(小学校1~6年生)、ローマ字を収録。付属ソフトとして、教員の書いた字がそのままお手本となる「いっしょに書き方練習」がセットになっている。
「指書きレッスンGLOBAL」では、ひらがな・すうじ、カタカナ、にほんご、ローマ字、アルファベット、英単語を収録。「にほんご」コンテンツは外国人児童向けに英語、ポルトガル語、タガログ語、ウクライナ語の訳語表示が可能。
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