NTTデータ関西は、子どもを取り巻くいじめや虐待、貧困などの問題を早期発見・解決すべく、公立学校で配布されているGIGAスクール向け教育端末上で動作する「こどもSNS相談アプリ」を開発し、6月27日から枚方市と実証実験を実施する。
「こどもSNS相談アプリ」では、一般的なSNS相談だけでなく、心・体調のアンケート機能を搭載。悩みを抱える子どもの予兆を検知し、教育現場などで声掛けを行うことができるため、自発的な相談を促すことが可能になる。
相談開始時には、チャットボットによって相談のジャンルを選択でき、ジャンルに応じた応談者をアサイン可能なので、相談体制の構築にも役立つ。
今回、枚方市で行われる実証実験では、同アプリを通して実際に寄せられる相談の内容や量を把握し、相談対応に必要な体制を評価するとともに、子どもが発するサインをキャッチして、効果的に対応できるよう利用するアプリや運営面の課題を抽出する。実証実験の対象は枚方市内の小学校2校、中学校2校の計4校を予定し、期間は6月27日~9月30日となっている。
なお、NTTデータ関西では実証実験の結果を踏まえて、「こどもSNS相談アプリ」の開発、および全国への展開に向けた商品化を目指す。
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