ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「キッズ@nifty」が、小中学生を対象に実施した「校則」に関するアンケート調査の結果を、5月30日に発表した。同調査は、4月19日~5月5日の期間に行われ、1180名から回答を得ている。
調査対象者に、自身の通う学校に「おかしい」と思う決まりや校則があるかを尋ねたところ、81%が「ある」と答えており、「ない」という回答は小学生では26%、中学生では12%に留まった。
自身の通う学校に「おかしい」と思う決まりや校則が「ある」と答えた人に、その内容を尋ねた質問では、小学生では「文房具について」が約7割で最多となっている。中学生では、「髪型について」(84%)がもっとも多く、「服装について」「下着について」がそれに続いた。「その他」には「メイクの禁止」や「自転車での登下校NG」などが挙げられている。
自身の通う学校における「おかしい」と思う決まりや校則として、「髪型について」を挙げた人に、具体的な決まりの内容を尋ねたところ、小学生では「髪を染めることの禁止」「ゴムの色の指定」が5割超に達し、中学生では「ゴムの色の指定」が70%を占めた一方で、「髪を染めることの禁止」は40%だった。「その他」では、「エクステやパーマの禁止」「女の子は肩より下の場合三つ編み、男子の髪の毛は耳の上まで」「お団子ヘアNG」「三つ編みはいいけど編み込みはダメ」といった回答が寄せられている。
自身の通う学校における「おかしい」と思う決まりや校則として、「服装について」を挙げた人に、具体的な決まりの内容を尋ねた質問では、「靴下の色や長さの指定」が最多となり、「スカートの長さ」は小学生では25%だったのに対して、中学生では64%に達した。「その他」では、「寒くても体操服は半ズボン」「登下校中は暑さに関係なくブレザー着用」といった回答が寄せられた。
自身の通う学校における「おかしい」と思う決まりや校則として、「下着について」を挙げた人に、具体的な決まりの内容を尋ねたところ、中学生では「色の指定」がもっとも多く、小学生で最多だった「体操着の下に肌着を着てはいけない」は約1割に留まっている。
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