大学・短大・ 高等専門学校における中退者の15.5％、中退の理由にコロナ禍が関係【ジェイック調査】

　ジェイックは、同社が提供している中退者向け就職支援サービス「ジェイック 就職カレッジ 中退者コース」の受講生を対象に実施した、2021年度中退者アンケートの結果を5月19日に発表した。同調査は、2021年4月1日～2022年3月31日の期間に行われ、424名から回答を得ている。

　調査対象者である中退者に対して、留年をしているかを尋ねたところ、「留年した、留年確定した」という回答が58.2％を占めた。

　中退した理由を尋ねた質問でも、「留年したから」（35.2％）がもっとも多く、留年をきっかけに中退に踏み切る学生が多いことが明らかになっている。

　留年した理由としては、「授業内容に興味が持てなかったから」（36.1％）が最多で、「授業についていけなかったから」（29.8％）がそれに続いた。

　中退した理由に、新型コロナウイルス感染症が関係しているかを尋ねたところ、「関係している」という回答は15.5％で、その理由としては「オンライン授業では質問がしづらく、授業についていけなくなった」「オンライン授業でモチベーションが保てなくなった」「コロナ禍で、自身や両親の仕事／アルバイトがなくなってしまった」といった回答が寄せられている。