成年年齢の引き下げ、小中学生の約4割が不安を抱いていることが明らかに【ニフティ調査】

　ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「キッズ@nifty」において実施した、「18歳で大人になること」に関するアンケート調査の結果を5月10日に公開した。同調査は、小中学生を中心とした子どもたちに対して4月4日～18日の期間に行われ、1428名から有効回答を得ている。

　調査対象者に、4月1日から成人年齢が18歳に変わったことを知っているかを尋ねたところ、小学生・中学生ともに9割超が認知していることがわかった。

　18歳から成人になることで、どんなことが一番変わると思うかを尋ねた質問では、「親の同意がなくても契約ができる」が最多となっている。一方で、今回の成年年齢の引き下げによって、飲酒や喫煙が可能になる年齢が変わると思っている子どもも、1割近くに達した。

　18歳で成人になることについてどう思うかを尋ねたところ、「楽しみ」よりも「不安」という回答の方が多く、中学生では半数近くを占め、小学生よりも多い。

　18歳で成人になることについて、「楽しみ」と答えた人に、具体的に楽しみな内容を尋ねた質問では、「結婚」「大人になれること」「成人式」が上位を占めた。

　18歳で成人になることについて「楽しみ」と答えた人からは、「まだ高校生なのに成人というのは少し不安」「責任がすべて自分になること。もし何かあった時に自分で対処しなければならないから」「まだ未熟で大人の支えも必要な年齢だから不安」といった理由が寄せられている。

　18歳は大人だと思うかを尋ねたところ、小学生の55％、中学生の65％が、18歳は大人だと「思わない」と回答した。