菅公学生服は、全国の中学校・高校の教員1400名に対して実施した、「学校制服の必要性」に関する調査結果を、同社が毎月最終火曜日に発信している調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.195(4月26日公開)にて発表した。同調査は、2021年6月に行われている。
調査結果によれば、学校制服について中学校では「あったほうがよい」(40.1%)と「どちらかといえば、あったほうがよい」(43.6%)を合わせた割合が83.7%、高校では「あったほうがよい」(40.6%)と「どちらかといえば、あったほうがよい」(39.7%)を合わせた割合が80.3%を占めた。
学校制服のよい点を尋ねたところ(複数回答)、「毎日の服装に悩まなくていい」(中学校:70.9%、高校:69.6%)がもっとも多く、以下「経済的である(私服を沢山買わなくていい)」(中学校:55.7%、高校:50.4%)、「服装による個人差がでなくていい(平等である)」(中学校:50.3%、高校:42.3%)、「学生らしく見える」(中学校:40.0%、高校:42.3%)、「公私のけじめがつく」(中学校:35.3%、高校:29.4%)が続いている。
学校制服に必要だと思うことを尋ねた質問(複数回答)では、中学校では「動きやすさ」(59.9%)、高校では「丈夫さ・耐久性」(60.0%)が最多となった。さらに「家庭で洗濯できる」(中学校:53.0%、高校:44.0%)、「着心地・肌触りのよさ」(中学校:46.9%、高校:47.9%)、「汚れにくい・汚れが目立たない」(中学校:37.4%、高校:35.0%)、「暑さ寒さに対応して快適である」(中学校:38.3%、高校:29.3%)など、回答内容は多岐にわたっている。また、「性別に関わらず着たい制服が選べる」(中学校:25.1%、高校:21.3%)、「男女が同じスタイル(ジェンダーレス制服)である」(中学校:14.1%、高校:8.9%)といった、性の多様性への配慮を挙げる回答もみられた。
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