コクヨは、京都橘大学および大阪公立大学、その他3大学1施設の研究チームと共同で、同社のIoT文具「しゅくだいやる気ペン」を用いた発達に特性があり生活や学習に工夫が必要な子どもたちに対する学習支援の研究を、4月21日に開始した。
同研究では、発達に特性がある子どもたちに対する学習支援ツールとしての「しゅくだいやる気ペン」の有効性を検証すべく、100名規模の対象者に「しゅくだいやる気ペン」を使った家庭学習を行ってもらい、質的な変化を分析する班と、「しゅくだいやる気ペン」から得られるIoTデータを分析する班に分かれて研究を実施していく。
2班は相互に連携を取りつつ、2023年12月を目途に、研究成果を「しゅくだいやる気ペン」Webページおよび各学会にて発表する。
質の面では、「しゅくだいやる気ペン」を教育現場における学習習慣獲得のための方策の1つとして検討し、専門職(作業療法士)の視点から「しゅくだいやる気ペン」の教育および療育現場での適応の方向性を示す。
IoTデータの分析からは、教育・療育の現場にフィードバックするサイクルを回すことで、子どもの個性に応じた学習習慣の獲得方法、家庭学習支援方法、やる気向上策などを見出していく。
「しゅくだいやる気ペン」は、スマートフォンのアプリと連動して子どもの日々の努力を「見える化」することで、学習への意欲を高めるべく開発されたIoT文具。センサー付きアタッチメントを鉛筆に取り付け、勉強への取り組みに応じて溜まった「やる気パワー」をスマートフォンアプリに取り込むことで、見える化を実現している。
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