アットワールドは、同社が運営するディーサイド留学情報センターが、新型コロナ禍での留学を経験している(経験した)人・検討している人を対象に実施した、「新型コロナ禍における留学のポイント」に関する調査結果を4月12日に発表した。同調査は、3月14日~16日の期間に行われ、1009名から回答を得ている。
調査対象者に、留学中/留学していた、または留学を検討している国を尋ねたところ、「アメリカ」(33.2%)がもっとも多く、「オーストラリア」(16.0%)、「カナダ」(15.4%)、「ヨーロッパ(イギリス・フランス・ドイツなど)」(13.8%)、「東アジア(中国・韓国・台湾など)」(11.1%)がそれに続いた。
経験している/経験した/検討中の自身の留学スタイルを尋ねた質問(複数回答)では、「大学留学」(57.0%)が最多となり、以下「語学留学」(37.7%)、「インターンシップ」(11.6%)、「ボランティア」(9.2%)、「ワーキングホリデー」(8.3%)が続いている。また、留学期間としては「1か月以上3か月未満」(25.5%)がもっとも多く、「1か月未満」(23.6%)、「半年以上1年未満」(20.8%)がそれに続いた。
新型コロナ禍が、まだ収束の見通しが立っていない中で、それでも留学する理由としては、「コロナ対策などその国の特性がよく見られるから」「コロナ禍でも自分にとっては学べる時間が限られているため、できるだけ学びたいから」「コロナ禍でも、留学に行ける貴重な機会を逃したくないと思ったから」「学生のうちでないと、長期間海外での生活を経験することが難しいだろうから」といった回答が寄せられている。
新型コロナ禍での留学の手配は、どこで行ったか(手配を考えているか)を尋ねたところ(複数回答)、「通っていた(通っている)学校」(72.3%)が最多で、「留学エージェント(企業)」(14.9%)、「民間団体」(11.8%)がそれに続いた。さらに、留学エージェント(企業)を利用して留学をした人、しようとしている人に、留学エージェント選びの基準を尋ねた質問(複数回答)では、「サポートの手厚さ」(56.7%)、「企業の信頼性」(49.3%)、「実績(利用者数など)」(36.7%)、「留学先(国)」(36.0%)、「日本国内に拠点がある」(34.0%)、「現地に拠点がある」(33.3%)となっている。
留学エージェントのサービスについて、メリットは何だと思うかを尋ねたところ(複数回答)、「確実に留学に手配をしてもらえる」(60.4%)がもっとも多く、「緊急時にサポートしてもらえる(留学中のサポートなど)」(42.9%)、「留学先や現地の学校の詳細情報を教えてもらえる」(29.6%)、「留学手続きにかかる時間を省くことができる」(27.0%)、「コロナ禍でも安心できる留学先を紹介してもらえる」(26.9%)がそれに続いた。一方、留学エージェントのサービスについて、デメリットは何だと思うかを尋ねた質問(複数回答)では、「費用がかかる」(61.2%)が最多となり、以下「留学エージェントの質にばらつきがある」(29.4%)、「提携している学校が限られる」(26.4%)、「留学エージェント指定に海外旅行保険に加入が必要」(17.3%)、「留学先のネガティブな情報を聞くことができない」(16.8%)が続いている。
留学エージェントを選ぶ際に、重視するべきだと思うポイントとしては(複数回答)、「サポートの手厚さ」(56.7%)、「留学中のサポート」(48.2%)、「企業や担当者の信頼性」(47.9%)、「出国までのサポート」(37.5%)が上位を占めた。
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