ペンマークは、大学生向け履修管理SNS「Penmark」および「大学生のための時間割」を利用している現役大学生を対象に実施した、「コロナ禍の学生生活と新生活に関するアンケート調査」の結果を3月31日に発表した。同調査は、2月24日~3月20日の期間に行われ、141名から有効回答を得ている。
調査対象者に、2021年4月~2022年3月の期間における、学生生活の自己評価を尋ねたところ、「70~89点」(46.1%)がもっとも多く、「50~69点」(29.1%)がそれに続いた。学年ごとの、1年間の自己評価を比較すると、1年生は「50~69点」(44.8%)、2年生は「50~69点」(40.5%)、3年生は「70~78点」(70.3%)、4年生以上は「70~89点」(44.0%)が最多となっており、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2019年以降に入学した1、2年生からは、「オンライン授業への移行やサークル活動の縮小、旅行の制限により大学生らしい過ごし方ができなかった」といった回答が多く寄せられている。
新学期にがんばりたいことを尋ねた質問では、「勉強」(29.7%)がもっとも多かった一方で、例年春の新学期から新入生歓迎会など活動が活発化する「サークル活動」(9.1%)は低く、コロナ禍で活動が減っていたり、活発に参加しにくかったりする状況がみられる。学年ごとの比較では、どの学年も「勉強」が最多で、1、2年生は「インターン」(18.8%)、3年生は「就活」(23.0%)、4年生は「社会人生活」(22.2%)が続いている。
新入生の自身に対して、アドバイスしたいことを尋ねたところ、「可能性はいくらでもあるので、視野を広く持っていろいろな難しいことに挑戦しよう」「何か1つがんばったと誇れるようなことを見つけてほしい」「素直になって何でも受け入れてほしい」「大学1年生の頃からしっかりと授業を受けた方がいい」といった回答が寄せられた。ほかには、体調管理など「健康面」に関するアドバイスや、「大学生という今の時間を楽しんでほしい」といった意見が多く寄せられている。
コロナ禍での友だちの作り方としては、「クラス」(28.7%)がもっとも多く、「部活・サークル」(23.4%)がそれに続いた。オンライン授業への移行後も、授業内でのセッションやチャットツール、メッセージアプリでのコミュニケーションを導入することで、学生同士がつながりあえる仕組みがあると考えられる。
授業を決める時に参考にしているものとしては、「シラバスの内容」(45.6%)、「先輩からの口コミ」(29.3%)が上位を占めた。
サークルに入っているかを尋ねた質問では、「入っている」という回答が約7割に達している。
サークルの探し方を尋ねたところ、「SNS」が最多となった。
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