角川ドワンゴ学園は、N高等学校(以下、N高)・S高等学校(以下、S高)・N中等部の課題解決型プロジェクト学習(PBL)向けに開発し、授業で活用しているAdobe Creative Cloud関連の教材について、アドビとのパートナーシップのもと、3月28日に新たに2つの教材を広く一般公開した。これらの教材は主に学校での活用を意図したもので、誰でも使うことができる。
この度公開された教材は、N・S高、N中等部で実施されたプロジェクト型学習を一般公開用にアレンジしたもの。アドビのアプリケーションを利用して行うPBLの授業向け教材で、2月に公開した教材に次ぐ第2弾となる。
角川ドワンゴ学園では「プロジェクトN」という課題解決型プロジェクト学習や、生徒が自ら手を動かしてつくることを通じて学ぶ「クリエイティブ・ラーニング」に力を入れている。
同校で生徒が成果物を制作する際には、アドビのアプリケーションをはじめとしたさまざまなデジタルツールが活用されている。生徒はプロジェクトを通じて課題解決力を身につけるとともに、ツールを使いながら学ぶことで創造性とデジタルクリエイティブスキルを向上させることができる。
今回公開された教材の詳細は以下の通り。
推しメシプロジェクト -Photoshopで「食べたくなる」をデザインする-
Adobe Photoshopを使用して、ターゲットが「食べてみたい!」と思うような広告デザインの制作を目指す。キャッチコピーや写真のコツなどを踏まえながら、効果的なプレゼンテーションやフィードバックの方法についても学ぶことができる。教材には、学習目標やワークシートなどが含まれる。
プロモ動画制作プロジェクト -Premiere Rushで15秒動画を制作する-
動画の基本や構成方法を学びながら、Adobe Premiere Rushを使用して自分が通う学校のお気に入りポイントや自分の成長ストーリーを15秒にまとめた動画を制作する。教材には、学習目標や動画制作の流れについての説明、「Adobe Premiere Rush」の操作方法、ワークシートなどが含まれる。
教材はいずれも「Adobe Education Exchange」で公開されている。ダウンロードにはAdobe IDが必要だが、Adobe IDはアドビ製品を使用していない人も、13歳以上であれば無料で取得できる。また、教材を使用する人が同学園に連絡する必要はない(教材の改変・再配布は不可)。
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