サイバーフェリックスは、全国の小中学校・自治体を対象に、デジタルシティズンシップの育成に特化したオンライン教材「DQ World」を1年間無償貸与するキャンペーンを実施する。提供期間は2022年4月1日~2023年3月31日で、申込締め切り日は5月9日。
本キャンペーンは「DQ実証実験プログラム2022」として実施されるもの。2021年度は東北から九州まで全国20校以上の学校・自治体が参加した。
「DQ World」は、インターネットの使用が日常的になる小学校高学年の子どもたちに向けた、ICTの自律的活用の基盤育成に特化したWeb教材。RPG的にストーリー性のあるゲームを楽しみながら、子どもたちはデジタル化された社会を生きるために必要なスキルや知識を身につけることができる。また、多岐にわたる情報活用スキルを8つのスキルに分類し、スキルごとに細かい学習項目をカリキュラムにまとめているため、ステップに沿って簡単に学習ができる。
令和3年度は「EdTech導入補助金2021」の支援を受け、全国154の小中学校・自治体の約3万5000名の児童生徒が同教材に取り組んだ。導入した学校を対象とした児童生徒、教員に対して学習前後に行われた効果測定アンケートの結果からは、約5割の児童生徒のトラブル関与率が改善されたことがわかっている。
インターネット環境とICT端末があれば教材を利用することが可能で、時間と場所を選ばない。また、授業準備など先生方の負担を強いることなく、明確な学習項目に沿って児童生徒主体で取り組めることも特徴となっている。
「DQ実証実験プログラム2022」の対象となるサービスは「実証実験用のDQ World児童生徒アカウントの発行」「年間活用計画のご提案と相談会の実施」「導入校ネットワークへの招待(Facebookのプライベートグループ)」の3点。製品版と異なり、スクールレポートおよび個人レポートが発行されない、学校管理アカウントが利用できないなどの違いがある。
またキャンペーン参加の要件として、新規参加校は「半年に一度の実施レポートの作成」、継続参加校は「新規2校へ同プログラムの紹介」「ウェビナー、効果実証、教材開発のいずれかへの協力」が必要。
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