神戸市は、2021年7月に、社会における課題解決を導く次世代の高度人材創出を目指したエンジニア創出事業「Kode x Enginner's Lab(神戸エンジニアラボ)」を本格始動、そこから約半年が経過し、団体の垣根を超えてプログラミング学習者同士の輪が広がり、次世代を切り開くエンジニアが活躍し始めていることを発表した。
同事業は、高校生・大学生を中心とした若年層を対象に、プログラミングの実践的な「学びの機会」を提供している。
神戸大学・工学部の2年生である浅野恭志さんは、助産師と産後間もない母親とのマッチングアプリ「mwith」を、事業化を見据えて開発しており、大阪大学大学院工学研究科に所属する山蔦栄太郎さんは、同事業が主催するハッカソンにてフェイクニュースに対してURLを用いて情報の信頼性を確認するサービス「Check Fake」を開発した。また、甲南大学・経営学部1年の川内生唯さんは、新型コロナ禍での学生生活を余儀なくされていた中で、直談判で同事業のインターン生としてコミュニティ活動の運営側に参加している。
神戸におけるエンジニアコミュニティのキーマンは、東南アジアを中心に活躍する現役エンジニアであり、同事業を運営するGAOGAOゲートは東京から移転し、代表を含む3名が神戸市に移住した。同社は、ベトナムのホーチミンやタイのバンコクといった海外運営母体と連携して、現役エンジニア、最新のデジタル化に取り組む顧客、アジアトップ大学のインターン生との交流の機会を提供している。また、東京や福岡、海外からのリモート参加によって、同事業をフォローする。
同事業では、
- プログラミングサロン開設・市内既存コミュニティの支援活動
- スキルアップを志すエンジニア向け学習支援補助金制度の開設
- 最先端IT企業と若手エンジニアのマッチング機会創出
という3つの支援環境を提供しており、インターンマッチングイベント第1弾としては、アメリカ・シリコンバレーに本社を置くIntertrust Technologies Corporationの日本法人との共催で、2月にハッカソンを実施した。
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