日本マイクロソフトは「第5回『校務や授業でICT活用に悩む先生』のための、先駆者から学ぶトライ&ラーニングセミナー」を、2月25日に開催する。参加費は無料。
2022/02/22 11:53 記事公開時、セミナーの詳細リンクに誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
GIGAスクール構想により学校でのICT利活用が急務となる中、前例のない状況への対応について学校現場からは多くの悩みの声が上がっている。本セミナーでは、さまざまな取り組みを行う現場の教員が、それらの悩みに対する解決策を複数回にわたり共有する。
第5回では、1人1台端末をタブレットから「Surface」へ移行した埼玉県の淑徳与野中学・高等学校の事例と、「Power BI」や「Teams」を活用して「情報I」の分野を取り入れた、千代田区立九段中等教育学校における問題解決型実習の設計と授業成果を、現場の教員が紹介する。
開催日時は2月25日の18時~19時10分。対象は、小中高等学校の教職員やICT支援員、GIGAサポーター、教育委員会関係者、その他教育に関する事業に従事している人。参加には事前申し込みが必要。
講演内容
タブレット端末から本格的なPCへ! 子どもたち可能性を最大限に引き出すICT端末選びと活用の工夫
淑徳与野中学・高等学校 高等部教頭兼教務部長 三田純久教諭
淑徳与野中学・高等学校では、以前からICT活用を推進してきた。しかし、2020年の新型コロナウイルス感染拡大を機に1人1台端末のあり方を再検討し、タブレット端末からSurfaceへと全面移行した。なぜ、端末を移行したのか?移行するのは大変ではなかったか?教員や生徒、保護者の反応は?など、気になる質問に三田教諭が回答する。
Power BIを活用したアンケート実習 GIGAスクール構想の1人1台端末を活用した学び
千代田区立九段中等教育学校 須藤祥代教諭
九段中等教育学校では、昨年度末から全生徒・教員に1人1台のパソコンが貸与され、授業で活用が行われている。今回はその中でも、高校1年生を対象に行った「情報の科学」の問題解決学習の具体例を取り上げ、その授業デザインと実施方法が紹介される。
同校では来年度から開始される情報Iのデータ活用の分野をいち早く取り入れ、生徒がアンケート実習からPBL全体としての学びの振り返りまでを実習できる授業を設計・実施した。さらに授業後の家庭学習や他教科との連携、実際の活動への活用までを生徒に体験してもらった。
導入されている「Office 365」を学びのプラットフォームととらえ、TeamsやPower BIなど各アプリを効果的に活用しながら、今後重要となっていく主体的な学びや、対話的で深い学びについて、教員と生徒たちで行われた実習例を紹介する。
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