カタリバは、「先生と合わない」「病気を抱えている」「発達特性がある」「コロナ禍で自主休校せざるをえない」といった、さまざまな理由で学校に行くことができない児童・生徒、およびその保護者に向けたオンライン支援プログラムを本格始動したことを、12月27日に発表した。
同プログラムでは、学校に行けていない子どものためのオンラインの学び場「room-K」や、不登校の子どもを持つ保護者が悩みを相談できる「オンライン無料相談窓口」「オンライン保護者会」の提供を行う。
「room-K」は、現役小学校教員や特別支援学校教員などの専門家とともに開発した独自の不登校支援プログラムで、臨床心理士や社会福祉士といったバックグラウンドを持つコーディネーターが、保護者・子どもと面談し、個別支援計画を作成する。そして、それをもとに専属の支援計画コーディネーター・キッズメンターがオンラインで定期的な面談を行い、子どもと保護者に寄り添いサポートする。
子どもたちは、週に1回のメンターとのミーティング「作戦会議」を繰り返しつつ、支援計画コーディネーターとの面談を経てオリジナルの時間割を作成し、それをもとに個別に最適化された学びの時間を過ごす。
事業理念に賛同する民間企業との協働で、AI型教材や探究型プログラミング、算数講座といったデジタル教材やオンライン講座による学びの機会も提供しており、それぞれの子どもに合った教材を組み合わせつつ、得意を最大限まで伸ばせるような学習計画を立てていく。
「オンライン無料相談窓口」では、不登校の小学生~高校生までの子どもを持つ保護者を対象に、30分のオンライン面談を行っており、直接話すのが難しい場合はLINEのチャットでの相談にも対応する。家族の想い・悩みを聞きつつ、子どもにあった学びの方法や居場所を一緒に探す。
「オンライン保護者会」は、不登校の子どもを持つ保護者の経験を聞きつつ、保護者同士がつながりこれからのことを考える場となっている。
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