無料のエンジニア養成機関「42 Tokyo」は、11月12日と20日に静岡聖光学院で「Piscine(ピシン)体験会」を実施した。「Piscine」は4週間続く、同機関の入学試験。
「42 Tokyo」は2020年6月に開校した、フランス発のエンジニア養成機関。学費無料・経歴不問の「誰でも平等に挑戦できる、教育機会の提供」をミッションに掲げている。
この度、首都圏外の学生にも新たな学習の選択肢として「42 Tokyo」があることを知ってもらうため、静岡聖光学院で中学1年~高校2年の総勢408名を対象に、各40分の授業の中で「Piscine体験会」を実施した(11月20日は任意参加)。
同機関は、入試から卒業までずっと「学生同士で教え合う」ことで課題をクリアしていくカリキュラムで構成されており、本場の試験では初心者も経験者もお互いに助け合いながら課題に取り組んでいく。
今回はその体験会として、生徒は謎解きゲーム形式でコーディング(プログラミング)に触れ、コーディングとは何かをつかむことを主目的に、問題解決型の学習方法を体験した。当日は生徒も互いに和気あいあいと教え合いながら、前のめりにコーディングに取り組んだ。体験会後にはエンジニアとしてのキャリアに関する質問が飛び交うなど、大きな反響があった。
学生同士が学び合う「ピア・ラーニング」方式を採用する同機関は、当初オフラインでの学習を主軸として開校したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により「Piscine」や入学後の学習すべてをオンラインで学べる環境を整備。その結果、居住地を問わず首都圏以外の学生も参加可能となった。
なお同機関は、同様の「Piscine体験会」や授業依頼、セミナー開催の依頼を受け付けている。
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