シンゲキは、全国の保護者・生徒を対象に、新型コロナウイルス感染症の感染収束にともない実施した、「オンライン学習の今後・あり方に関する緊急アンケート」の結果を、11月30日に発表した。同調査は、11月15日~18日の期間に行われ、342名(高校生・浪人生:289名、保護者:53名)から回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症終息後の勉強が、オンライン学習中心か、対面授業中心かを尋ねたところ、「オンライン学習が中心」(33.6%)と「どちらかと言えばオンライン学習が中心」(45.9%)という回答が多くを占めた。
オンライン学習を希望する生徒に、その理由を尋ねた質問では、「本来なら塾までの通学に往復1時間かかる。オンラインであればすぐに指導が受けられるので勉強時間確保のためにもオンライン中心」「夜遅くに帰宅することがないので心配がない」「自分の都合がいい時間に勉強ができる」といった意見が寄せられている。
一方、対面授業を希望する生徒からは、「オンラインだとサボってしまうので対面授業のほうがよい」「家だと集中できないので対面授業の予備校に行かざるを得ない」といった意見が寄せられた。
新型コロナウイルス感染症の流行によって、勉強のやり方やスタイルが変化したかを尋ねたところ、「変化した」が58.2%、「どちらかと言えば変化した」が25.1%となっている。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう、勉強のやり方やスタイルにおける具体的な変化としては、「高校の授業がオンライン授業になった」「予備校の対面授業が動画になった」「スタディサプリを利用し、勉強をするようになった」といった回答が寄せられた。
生徒の中には、「このまま学校をオンライン授業にしてほしい」「予備校では対面授業とオンライン授業を選べるが、時間をかけて行くこともないのでお家で受けている」といった意見もみられたが、「オンライン学習だとだらけてしまうので、対面授業で受けたい」「時間を選べる分、動画をため込んでしまうのでその日中に行われる対面授業がいい」「決められた時間に授業が行われる対面授業を行う予備校に継続して通いたい」といった意見も一定数存在している。
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