イオレは、同社が運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用している大学生を対象に実施した、「対面授業の再開状況」についての調査結果を11月11日に発表した。同調査は、9月27日~10月25日の期間に行われ、834名から有効回答を得ている。
調査対象者に、履修している授業の中での、対面授業とオンライン授業の割合を尋ねたところ、「どちらかというとオンライン授業が多い」(42.0%)がもっとも多く、約8割がオンライン・対面の両方の授業を受けていることがわかった。
授業やサークルを含め、週に何回大学に行っているかを尋ねた質問では、25.4%が週に5日以上大学に行っており、8割超の学生が週に1回以上は大学に行っている。
対面授業とオンライン授業の両方を、同じ日に受けるのは週に何日かを尋ねたところ、7割超の人が1日の間にオンライン・対面授業の両方が重なった経験があることが明らかになった。
大学の平均滞在時間は、非常にばらつきが大きく、約半数が4時間未満の滞在である一方で、約20%は6時間以上滞在している。また、授業以外の時間に利用する頻度が高い場所としては(複数回答)、図書館や学食の利用が多い。
オンライン授業のよい点としては、「いつでも繰り返し見られるオンデマンド授業になったので、聞き逃しなどがなくなった」「ネット環境が整った場所であればどこでも受講可能であるため、帰省がしやすくなったこと」「交通費と移動時間が減った。前と比べて時間が自由に使える」といった回答が寄せられている。
一方、オンライン授業の悪い点としては、「授業に出席している実感が湧きにくく、モチベーションを維持するのが難しいこと」「パソコンの不具合などの問題で授業を聞けないことが起きる可能性がある」「友だちと会う機会がほとんどなくなって、気が滅入ることが多くなった」といった回答が寄せられた。
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