学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「OB・OG訪問」に関する調査結果を10月20日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2023」来訪者に対して、9月30日~10月15日の期間に行われ、511名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動の相談をしたい人を尋ねたところ(複数回答)、「OB・OG(若手社会人)」(68.3%)がもっとも多く、「企業の人事担当者」(53.4%)、「キャリアセンターの職員」(51.1%)がそれに続いた。学生からは、「企業のよい面はセミナーやインターンシップを通して知ることができる。リアルな声を聞いてみたい」「ホームページには載っていない情報を得たい」「実際に働く人の話を聞くことで、自分が働くイメージを具体的に描きたい」「入社して数年の先輩の話を聞くことで、働くイメージを持ちたい」といった意見が寄せられている。
OB・OG訪問で相談したい社会人としては(複数回答)、「志望している業界の人」(80.4%)が最多で、以下「志望している職種の人」(67.9%)、「同じ学部・学科・コース出身の人」(46.8%)、「同じ学校出身の人」(44.8%)が続いた。「面接官の経験がある人」や「リクルーターをしている人」は、3割以下に留まっている。
OB・OG訪問で相談したいこととしては(複数回答)、「就職活動に関するアドバイス」(86.1%)がもっとも多く、「仕事内容・1日の業務スケジュール」(68.9%)、「社風・人間関係」(65.4%)がそれに続いた。
オンラインでのOB・OG訪問については、「ぜひやってみたい」「どちらかと言えばやってみたい」を合わせた回答が90.6%に達しており、学生からは「オンラインだと、時間や場所を選ばないので、対応いただく社会人の負担も少ないと思う」「コロナ禍で直接会える機会が減っているのでオンラインも積極的に活用したい」といった意見が寄せられている。
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